お知らせ

呼称(アディショナルタイム)の変更について

試合中に空費された時間は、主審が競技時間として、それぞれ試合の前、後半に追加します。 こ の呼称は日本において、これまでロスタイムとされていました。 しかし、ロスタイムという言葉が和製英語であるとされていることや、昨年のワールドカップにおい ても、“Additional Time ”と呼称されていました。 ついては、“ロスタイム”を変更し、“アディショナルタイム”と呼ぶこととし、1998年5月付け当委員会 発“ロスタイムの表示に関する通達の一部を添付のとおり、修正しましたので、お知らせいたします。   アディショナルタイムの表示は連盟、リーグ等が、それぞれの大会、リーグ規定において規定し、 下記の方法により実施することができる。 【アディショナルタイム】 主審が、試合中に次のことで時間が空費された場合は、前、後半それぞれ競技時間を追加する。 ● 競技者の交代 ● 競技者の負傷の程度の判断 ● 負傷した競技者の治療のためのフィールドからの搬出 ● 時間の浪費 ● その他の理由 空費された時間をどれだけ追加するかは主審が判断し、次の方法で前、後半の終了時に表示する。延長戦のある場合もこれに準ずる。   【実施方法】 ● 主審はランニングタイム用の時計を必ず持って、アディショナルタイムの計時を確実に行う。 ● 前、後半終了予定1分前(ランニングタイム)頃、第4の審判員はハーフウェーラインとタッチラ インとの交点近くまで交代ボードを持って出る。 ● 主審は第4の審判員にアディショナルタイムを何分とるかを指で合図する。この際、間違いのおきないよう、なるべく近くで合図して確認し合うのがよい。 ● 表示する時間は分単位とし、秒は切り捨てる。例えばアディショナルタイムが2分0秒~2分59秒の場合は「2」を表示する。 ● アディショナルタイムが0分台、すなわち1分未満のときは、主審から第4の審判員に対して、そのことを連絡するが、第4の審判員は0分の表示は行わないで席に戻る。 ● 第4の審判員は交代ボードに主審から示された数字を表示して、ランニングタイムの45分頃に上にあげて観客等に示す。 ● ボードを上げる用意をしている間に、さらにアディショナルタイムをとる事態が発生した時は、あらためてそのあとにアディショナルタイムを第4の審判員に合図して表示する。 ● アディショナルタイム中にさらに空費された時間を加えるような状況になっても改めてその時間を表示することはない。